移動販売「ロバのパン屋」愛された60年
移動販売「ロバのパン屋」愛された60年
「♪ロバのおじさんチンカラリン」のメロディーで、約60年親しまれてきた移動販売の蒸しパン店「ロバのパン屋」が6月末、店を閉じた。経営してきた谷秀夫さん(78)=熊本市南区日吉=は「持病もあって、これ以上は難しいと決意した。長年掲げた看板は降ろしたくないが…」と名残惜しそうだ。
長い間、お疲れ様でした。
70年ごろまでは小型の馬に引かれて同市一帯を巡回。「遠くは三角町まで、道草しながら片道7時間かけて営業した」と谷さん。ワゴン車に代わっても「子どもたちにお小遣いで食べてほしい」と価格は長く50円にしてきた。「100円で二つ買えると喜ばれた」と懐かしがる。
こういうお店がどんどん少なくなっていきますね。
自宅には、蒸し器やワゴン車などがまだ使える状態で残っている。「昔ながらのメロディーを懐かしがる人も多く、本当はまだ続けたいところ。希望する人がいれば引き継ぎたい」。谷さんはつぶやいた。(西國祥太)
どなたか、引き継ぎたい方はいらっしゃらないでしょうか!?
ロバのパン屋