ソロデビュー30周年 ”表現者”玉置浩二の、底知れぬ才能
オーケストラとの共演で改めて感じた、その強靭な歌唱力と圧倒的な表現力
5月16日、東京文化会館で、玉置浩二ソロデビュー30周年記念公演「KOJI TAMAKI PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2017-THE GRAND RENAISSANCE-」の初日を観た。あれから2か月が経とうとしているが、あの日感じた深い感動、衝撃といった方がいいかもしれない魂の震えは、今も耳と心と肌に鮮やかに残っている。
最初に「ワインレッドの心」を聞いた時、あまりの歌唱力とセクシーさに震えました。
好きで好きでたまらない時代がありました!
ファンの間でも絶大な人気を誇る不朽の名曲「メロディー」もそうだ。歌の表現力がより必要になる。体全体、躯幹を使ったその歌唱法は、声を共鳴させる声楽家のそれのようで、さらにファルセット、ウィスパーボイス、シャウトまでも自在に使いこなす事ができる超絶テクを持ち合わせている。太くて、しかし多分に空気感を含んだ繊細さも感じさせてくれる声は、大げさではなく日本の音楽シーンの宝だ。
玉置さんの歌声は自由自在。
日本で一番上手い人だと思ってます!